俳句のこと

最近ネットの句会に投句している。

もともと嫌いではないのだけれど、約束事を守るのが億劫で
見よう見まねの山頭火もどき、自由律風の句作って落書きしてたら
ある人が「住宅顕信』と言う俳人を教えてくれた。
「未完成」という若くしてこの世を去った俳人の句集、
山頭火は出来上がった句と裏腹に私生活は尊敬できない人だが
この人の人生はまっすぐ、病を得て25歳で他界。

         若さとはこんなに淋しい春なのか

         見上げればこんなに広い空がある

         夜が淋しくて誰かが笑い始めた

                           住宅顕信

こんな句に泣いて超えられない大きな壁感じたとき
縁あって某師匠ネット句会に参加、身の丈に心ほぐれる思いする。

今回の掲題は「梟」、何とか三句投句、選べなかったけれど
愛着のある句、せめてここに書いておこう。

         梟の仏法僧を懐しむ

         俳句して梟の夜明けにけり

         梟や眠らぬ眼正午過ぐ