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「巨匠に学ぶピアノ」
以前にもあったが、クラシックピアノのワークショップ風のレッスン。
今回はパリ高等音楽院の「マリア・ジョアオ・ピリス
若い演奏家の卵たちに課題曲を弾かせながら、
逐次演奏法や感情表現を指導していくのだ。
興味深いのは最初学生達が引くのっぺらぼうの演奏が、
眼に見えて表情を得ていく過程と、彼女が弾く色彩溢れた見本の演奏。
素人が聞いてもぜんぜん違う!
クラシックは楽譜通りだから演奏家よりも原曲の良し悪しと思ってたけれど、
実際は、例えば料理のように、原曲という素材をどう味付けして
料理として鑑賞してもらうかは料理人=演奏家の腕次第ってことがよくわかる。
ジャズのインプロビゼーションの多彩さと比べて、
素材が一流だとより奥が深いかも、と見直したこと!